アクシス株式会社（東京都）、キャリアコーチング市場の実態調査

アクシス株式会社（東京都）は、キャリアコーチング「マジキャリ」をリリースしてから２周年を迎えたことを記念し、キャリアコーチング市場の実態調査を行いました。

人生１００年時代において、教育・雇用・退職後という伝統的な３ステージの人生モデルから、マルチステージのモデルに変わっていくことを背景に、リカレント教育が国家施策として推進されています。

リカレント教育推進の１つとして、個人のキャリアアップ・キャリアチェンジ支援があり、一人ひとりのライフスタイルに応じた「キャリアコンサルティングの充実」を目的に２０１６年には「キャリアコンサルタント」を国家資格化されたといいます。資格登録者は昨年９月に約６万人となり、２０２４年には１０万人まで増やしていくことが厚生労働省の方針として発表されています。

こうしたことを背景に、今後キャリアコンサルタントは、新たなキャリア相談先の選択肢として確立され、「有料でのキャリア相談」が当たり前の社会になっていくことが予測され、キャリアコンサルタントをはじめ有料でのキャリア相談サービスは２０１９年から増加傾向にあるそうです。

同社が２月に実施したインターネット調査でも、３７％の人が「キャリアコーチング（もしくは有料の転職相談サービス）を知っている」と回答しました。

また、新しい生き方・働き方に興味を持つ人も、「年金２，０００万円問題」「終身雇用の崩壊」などの課題が浮き彫りになったり、「人生１００年時代」「FIRE（経済的自立と早期リタイア）」などのキーワードが注目されたことで増加傾向にあるそうです。

一方で、「やりたいことが分からない」「転職したいけど方向性が決まらない」と悩む人も増えてきました。同社のインターネット調査では、既存の転職サービスを利用した３８．５％の人が「求人紹介だけでなく転職のアドバイスもして欲しい」という願望を持っていることがわかったそうです。

こうしたなか、マジキャリでは、従来の転職サービスが「企業選定・面接対策・意思決定支援」が中心となっているのに対し、「キャリア設計から支援する”求人を紹介しない”転職サービス」を行っているそうです。既存の転職サービスでは解決できない「キャリアの方向性に対して納得感が持てない」という悩む人に対して、オンライン１on１で、自己分析・中長期的なキャリア設計・転職支援（現職でのキャリアアップ・副業支援）を一貫して行っています。